大腸は、小腸に比べて病気になりやすい臓器です。そのため、年齢を重ねると、大腸カメラ検査を定期的に受ける人が増えています。
でも、検査の前に「どんな食事に気をつけたらいいの?」「食べるものによって検査結果に影響が出るの?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、大腸カメラ検査の前に食べてもいいもの、避けたほうがいいもの、大腸カメラ検査後の食事で注意することなどをわかりやすく説明します。
大腸カメラ検査前の食事制限はいつから?
検査の3日前
検査の3日前からは、消化に悪い食品や腸内に残りやすい食べ物を避けることが重要です。具体的には、以下のような食品は控えるようにしましょう。
- ✓ 繊維の多い野菜(ゴボウ、ほうれん草、キャベツなど)
- ✓ 種の多い果物(イチゴ、キウイ、ブドウなど)
- ✓ 海藻類やキノコ類
- ✓ アルコールやカフェイン飲料
- ✓ お肉や魚の皮、筋などの固い部分
代わりに、白米やパン、うどんなどの消化に良い食べ物を摂るように心がけてください。
検査の前日
検査前日は、夜ごはんを19~20時までに食べ終えるのが理想です。それ以降は、検査が終わるまで水やお茶などの飲み物だけにしましょう。
また、この日は消化に良い食べ物を選ぶことが大切です。以下のような食材や料理を意識してみてください。
- ✓ 清涼飲料水や透明なスープ、果肉の入っていないフルーツジュース、ミルクや砂糖を入れないコーヒーや紅茶など
- ✓ おかゆ
- ✓ うどんやそうめん
- ✓ 豆腐や卵
繊維質の食品(野菜、果物、穀物、豆類)や乳製品、肉や魚などは控えるようにしましょう。
検査の当日
大腸カメラ検査当日は、朝食を控え、水やお茶を適度に飲みながら過ごしましょう。
病院によってはコーヒーを許可している場合もありますが、カフェインには脱水を引き起こす可能性があるため、検査前は控えたほうが安心です。
もし誤って食事をしてしまった場合は、何を何時に食べたかを病院に正直に伝えましょう。状況によっては検査ができず、後日への延期が必要になることもあります。その場合、予約の取り直しなどで予定がずれてしまう可能性があります。
大腸カメラ検査後の食事で注意すること
大腸カメラ検査後の食事は検査前と同じように脂っこいものや辛いものを避け、消化に良い食べ物を少しずつ食べるようにしましょう。
ヨーグルトなどの乳製品は、検査前は控えることが多いですが、検査後は食べても問題ありません。ただし、検査後の胃腸は空っぽでとてもデリケートになっているため、暴飲暴食は避けてください。
また、ポリープを切除した場合は、検査翌日に体調を確認し、出血やお腹の痛みがないかをチェックしましょう。問題がなければ、1週間ほどかけて徐々に普段の食事に戻していきます。
お酒は、検査だけの場合は翌日から飲めますが、ポリープを切除した場合3日間は控える必要があります。
名古屋市天白区で大腸カメラ検査をお考えなら【ばんのクリニック】へ!
大腸カメラ検査を正確に行うためには、検査前後の食事制限がとても大切です。検査前には腸をきれいにするための食事制限を守り、検査後は腸に負担をかけない食事を心がけましょう。当院では、患者様一人ひとりの状態や検査内容に応じたアドバイスやサポートを行っておりますので、不安な点があればお気軽にご相談ください。土曜日は午後13時まで診療しております。