大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)は、大腸の粘膜を直接見て、ポリープ、がん、炎症などを検査、診断するための検査方法です。ここでは、検査の準備から検査後の流れまでを簡単に説明します。
当院では前日は検査食を食べていただいており、大腸検査の時に大腸内に残渣を少なくするようにしています。
検査の前日にラキソベロンといる下剤をコップ1杯の水に入れて夜に飲んでいただき、検査当日の朝からモビプレップやニフレックという下剤を2Lの水に溶かして飲んでいただいております。これは、大腸内を見えやすくし、正確な診断をするためです。
検査の流れや手順について詳しい説明を受けます。
快適に検査を受けられるよう、鎮静剤を投与することがあります。これにより、検査中の不快感を軽減します。
患者さまは横になり、医師は内視鏡を肛門から大腸内に挿入します。内視鏡は大腸の全長を通過し、大腸粘膜を詳しく検査します。必要に応じて、ポリープの除去や組織のサンプル採取を行うことがあります。
鎮静剤の影響で眠気が続くため、検査後はしばらく回復室で休息してもらいます。鎮静剤の効果がきれたら、帰宅していただきますが、鎮静剤を使用した場合は、当日の運転は避けるようお願いしています。
検査結果は、その場で簡単な説明があるか、後日詳しい報告を受けることになります。ポリープの除去や組織サンプルの検査が行われた場合、結果が出るまでに数日から数週間かかることがあります。
検査後、一時的にガスの排出が多くなったり、軽度の腹痛を感じるたりすることがあります。また、非常にまれですが、ポリープの除去や組織採取の箇所からの少しの出血が見られることがあります。
大腸内視鏡検査は安全な手順ですが、稀に合併症(大腸の穿孔など)が起こる可能性があります。検査後に異常な症状が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。
1割負担 | 3割負担 | |
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内視鏡観察+生検 | 約2800円 | 約8400円 |
※料金はあくまでも目安です。別途に診察料もかかりますので、料金の目安としてください。
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