この検査には適切な準備と検査後の注意が必要です。ここでは、検査を受ける方向けに、検査前後の注意点とポリープ切除後のケアについて簡潔に説明します。
大腸カメラ検査を受ける前には、以下の点に注意してください。
検査前日は消化の良い食事を心がけ、夕食は軽めにしてください。
検査当日は固形物を摂らず、透明な液体のみを摂るようにしましょう。
検査の前日または当日に、医師の指示に従って下剤を使用し、大腸内に便などの残渣がなくなるようにきれいにします。
これは、大腸の内部を明確に観察するために非常に重要です。
血液をさらさらにする薬やその他の常用薬については、検査前に医師に相談し、服用するかどうかを確認しておきましょう。
検査後には、次のような点に注意してください。
検査後は軽いめまいや腹部の不快感が生じることがありますので、安静にして体を休めることが大切です。
大腸検査後は、1時間後から水分や食事を開始していただいてもらっています。しかし、大腸ポリープ切除を行った方は、検査施行した日はご飯なしで水分のみとさせていただいています。切除したポリープの大きさにもよりますので、医師の指示にしたがってください。
検査中に腸内に空気が送り込まれるため、検査後はガスが多く出ることがあります。これは正常な反応ですので、心配いりません。
ポリープ切除を行った場合、以下の特別な注意が必要です。
切除後数日は、便に血が混じることがあります。通常は自然に止まりますが、出血が続く場合は速やかに医師に連絡してください。
切除後は重い運動や重労働を避け、体を大切に扱うようにしてください。
ポリープが見つかった場合、定期的な再検査が必要になることがあります。次回の検査スケジュールを医師と確認し、定期的なフォローアップをおこないましょう。
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