胃カメラ検査とは?


胃カメラ検査は、細長い柔軟なスコープの内視鏡が使われ、その先端には小型カメラがついています。このカメラを使って、胃の内壁の状態を直接観察し、炎症、潰瘍、ポリープ、がんなどがないかをチェックします。この検査により、初期の胃がんや前がん状態を見つけ出すことができます。

胃カメラ

当院の胃カメラ検査の特徴


当院では胃カメラは苦痛を少なくするために経鼻から挿入して観察しております。経鼻からが困難な方や経口的に挿入希望の方は、経口的に検査も可能です。

また、胃カメラの時に患者さまの希望があれば鎮静剤を使用しても行っております。日本消化器内視鏡学会が認定してる専門医が検査を施行し、正確な診断や治療を心がけています。

胃カメラ検査の風景

胃カメラは月曜日から土曜日まで毎日おこなっており、診療前の午前8時台に胃カメラを施行するため、絶食する時間が短くできます。

内視鏡は経口的、経鼻的に2通りの方法がありますが、経鼻的に挿入するほうが咽頭反射を抑えれるため、苦痛を減らすことができます。

胃カメラに不安の強い方や以前に胃カメラを施行して苦痛が強かった人には、ウトウト眠った状態できる鎮静剤を使用した内視鏡検査をおすすめします。

衛生管理の面では、内視鏡は洗浄機を使用しており、検査器具も滅菌処理をしております。

駐車場を完備しており、車での来院が可能です。

※鎮静剤を使用する方は、検査日は車の運転ができませんのでよろしくお願いします。

がんになった場合の生存率


胃がんの早期発見は治療成功率を大きく向上させます。早期の胃がんは、適切な治療を行うことで5年生存率が90%以上と非常に高いです。これに対して、進行がんの場合の生存率は大きく低下します。このため、定期的な胃カメラ検査による早期発見が非常に重要です。

バリウム検査との違い


バリウム検査(バリウムX線検査)も胃の検査に用いられますが、その方法と特徴には大きな違いがあります。

バリウム検査では、患者さまがバリウムという白い液体を飲み、X線を使って胃の形状を撮影します。これにより胃のふくらみがいいかどうか、粘膜ひきつれ、粘膜の凹凸などの所見がわかりますが、微細な異変胃粘膜変化の異常や組織の詳細は捉えることができません。一方、胃カメラは胃の内部を直接診ることができ、胃粘膜のわずかな隆起や凹み、色調の変化なども関節可能で、必要に応じて異常な部分から組織を採取(生検)して詳細な診断をすることができます。

このような方は胃カメラ検査を受けてください


胃部に不快感や痛みを感じる方

消化不良、胸やけが頻繁に起こる方

食事の途中で満腹感を感じやすくなった方

便が黒くなったり、血が混じることがある方

健康診断で胃に関する指摘を受けた方

家族に胃がんの既往がある方

定期的な検査が、健康維持のために非常に重要です。気になる症状がある方は、早めに検査を受けることをおすすめします。

当院で使用している検査装置について


当院で採用するオリンパス社製の光源装置EVIS LUCELA ELITE、経鼻内視鏡もGIF-XP290Nを導入し、微細病変も早期発見に貢献されるNBI(狭帯域光観察)も可能です。

内視鏡検査装置
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