大腸ポリープとは?


大腸ポリープは、大腸の内壁から突出した小さなぶつぶつやイボのようなもののことを指します。これらは良性(がんではない)のものから、時間とともに悪性(がんになる可能性がある)に変わるものまで様々です。ポリープは無症状で、多くの人は自分がポリープを持っていることを知りません。しかし、大腸ポリープの中にはがんの前癌病変のものもあり、検診で便潜血陽性の方や腹部症状のある方、大腸ポリープを切除したことがある方は大腸カメラを行うなどの消化管検査が推奨されます。

大腸

大腸ポリープの切除について


大腸ポリープ切除は、大腸内視鏡検を盲腸まで挿入した後に観察しながら少しずつ引き抜きながら観察していきますが、大腸ポリープが見つかった場合に、内視鏡の鉗子口から、スネアというポリープを切除する処置具を挿入して、ポリープを切除します。大きな病変でなければ、日帰りでポリープ切除ができます。

大腸ポリープの費用について


公的医療保険や私的医療保険を持つ人は、保険がカバーする範囲内での治療が可能ですが、自己負担額は保険の種類によって異なります。

1割負担
3割負担
大腸ポリープ切除

約6000円

約18000円

※料金はあくまでも目安です生検やポリープ切除の部位や個数によりかわります。また、別途に診察料もかかりますので、料金の目安としてください。

大腸ポリープ切除後について


大腸ポリープの切除後、多くの患者さまは特に合併症を引き起こすことなく、普段の生活に戻ることができます。ただし、処置後数日間は、軽度の腹痛や出血がみられることがあります。ポリープが取り除かれた後も、将来的なポリープの形成や大腸がんの発生リスクを減らすために、定期的なスクリーニングを続けることが大切です。また、健康的な食生活や生活習慣を維持することも、リスクを低減する上で重要です。

院長による内視鏡
ドクターズファイル
頼れるドクター

© 2024 Banno Clinic